目が！ 目がァアあ～ッッ！！

　涙を拭う仕草に気づいてそっと声をかけると、びっくりしたように振り向いて、そしてはにかむように笑って言った。

　「ちがうの、ちょっと……、目に、ゴミが入っちゃって……サ。」

　そんなのは使い古されたいいわけだとわかっていても、強がるような笑顔を見てしまっては、もう何も言えなかった。

 

 

　……なーんて言うと甘酸っぱい少女マンガの一場面のようですが、何が言いたいのかというと、

 

　パート行く時、目にゴミが入りました。しかも両目に。

 

　なーんだそんなん大げさに騒ぐことじゃないじゃんと思う方もいらっしゃるかもしれませんが……、

 

　ハードコンタクト着用者にとっては眼球をえぐられるような痛みを伴います。

 

　遅刻するので引き返すわけにも立ち止まることも出来ずに、文字通り涙を流しながらチャリをこぎました。前なんて見えてません。事故らなかったのが奇跡です。

　しかも今日すごい忙しくて（よく考えたらもう月末だ）コンタクトはずす暇もありませんでした。すごい痛い。ずっとゴミが入りっぱなし。今ならムスカの気持ちが良くわかる。そう……目は大事だよね！

　涙を流しているわけを聞かれても「目にゴミが入ったんです」としか言いようがないし、言ったところでまるで上記の甘酸っぱい少女マンガのようにごまかしているような感じがするので大変です。たとえ信じてもらえたところで『目のゴミ』なので深刻にはとられないでしょう。泣くほど痛いんだぞ（－３－）

　別に聞かれませんでしたが（笑）　

 

　帰ってすぐコンタクトはずして目薬しましたが、治らない（－－；）　まだ痛いよゥ。

　明日のパートはメガネかな。すぐ下がるしコンタクトのが良く見えるんだけどなァ。しゃーないけど。